食欲抑制剤のシブトラミンについての効用を教えて下さい!食欲抑制剤のシブトラミンの効用

食欲抑制剤が届いてテンションが上がる男性

シブトラミンは海外の一部の国で医薬品として扱われている食欲抑制剤です。2007年にエーザイが医薬品製造販売承認を申請したものの、その後却下され、現在の日本では厚生労働省非承認のお薬です。

手に入れる手段としてはインターネット等を利用した個人輸入がメインとなっています。

【シブトラミンの起源】

シブトラミンは脳内のセロトニン、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬SNRIとして開発されました。SNRIは本来うつ病に対しての治療薬ですが、シブトラミンの場合、抗うつ作用としての効果は乏しく、かわりに食欲減退作用が副作用として強く見られたため、それを逆手にとって食欲減退薬として売られるようになりました。

【シブトラミンの効用】

BMI32以上でかつ実測体重87kg以上の患者において、シブトラミンを半年以上、毎日10~15mg継続して内服した場合、6~10kg程度の体重減少が確認されたという研究データが発表されています。

ただし、対照群として、まったく薬効成分をふくまないプラセボ(偽薬)を内服させた群でも体重は1~5kgの減量が確認されること、正常体型の被験者は体重減少が有意ではない事は注意する必要があります。

【シブトラミンの副作用】

シブトラミンは副作用の発現頻度が高く、かつ程度が重大であることが問題となり、承認をしない国、承認を下していたが承認を取り下げた国があります。

シブトラミンの副作用は心室細動、非ST上昇型心筋梗塞、高血圧、頻脈、頭痛、めまい、便秘、鼻炎があり、心血管系の副作用を発症した患者の中には死亡事例も確認されています。

また、元来内服していた薬によって重大な副作用がでる場合があり、セロトニンに作用を及ぼす抗うつ薬を内服している患者さんや、摂食障害の患者さん、緑内障の患者さん、中枢神経に作用する他のやせ薬を内服している患者さんは特別な注意が必要です。

近年は減量を促すサプリメントの成分として違法にシブトラミンを配合する海外の会社があり、それを内服した日本人客が副作用を発症する事例も報告されています。

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